日本人の誰もが大好きな桜。春になると通勤や登下校時に見られる桜を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
桜の品種といえば「ソメイヨシノ」が一般的ですが、ソメイヨシノよりも少し早く咲く「河津桜」というものがあります。
ソメイヨシノと比べて少し低いのが特徴で、「お子様やワンちゃんと桜をいっしょに撮りたい!」といったときにもぴったりですよ。
ソメイヨシノよりひと月ほど早い時期がシーズンとなる河津桜を、京都の伏見区にある淀水路まで見に行ってきましたのでリポートをお届けします!
淀水路は京阪電車の淀駅から徒歩10分ほど
河津桜が楽しめる淀水路は、その名の通り水路沿いの道に河津桜が植えてあります。駅からは徒歩10分ほどです。
駅にはスーパーがありますし、水路までにはコンビニもありますので、買い出しも問題なくできますよ。
注意点としては、東京でいうところの上野公園や井の頭公園とは違い、お花見客用のゴミステーションや簡易トイレなどはないところ。
今回水路をひと通り見ましたが、公園にあるような常設のくず入れも見あたりませんでした。きちんとゴミを持ち帰ることを念頭に買い出ししてくださいね。
淀水路は道路を隔てて上流側と下流側に分かれています

上流・下流を隔てる道路から見た様子。写真は下流側。
上流と下流どちらでも河津桜が楽しめます。下流側の方がせまく、上流の方が広範囲です。
ただ、下流の方がせまい分、河津桜が密集して植えられているという印象でした。カメラで桜を撮影している方も下流側が多かったです。

下流側にある案内板。現在地も分かって便利。
毎年恒例の河津桜まつりおもてなしイベントは2020年は中止
毎年桜が見ごろとなる土日に、「河津桜まつりおもてなしイベント」が行われているようですが、2020年はコロナウイルスの影響で中止の模様。昨年は粕汁がふるまわれてとても好評だったようです。
ふるまいと聞くと豚汁やおしるこが一般的な気がしますが、粕汁とはちょっと興味深いですね。
小さなお子様やペットと桜を1つの写真に
画像はカメラマンの方がやってたのを真似た構図。しゃがんで撮影していますが、河津桜の木の樹高が分かりやすのではないでしょうか。
春に咲くソメイヨシノと異なり、低い木なので花も地面から近いところにあります。上を向いて煽るような角度にしなくても桜を写すことができるので、小さなお子様や、ペットと桜の写真を撮る際も構図に困らないでしょう。
実際に、綺麗におめかしをしたワンちゃんの撮影会をしている方がいましたよ。
下流側の終点から桜がきれいに撮れます
下流側の終着点となる道路から撮影した様子です。水路は全体を通してストレートに伸びていますので、画像のようにカーブに沿って咲いているところを撮影するならここからがおすすめです。
西日が当たる時間を狙っていくのもよいかもしれません。
上流側はピクニックやお花見向け

上流側すぐの地点より。菜の花と桜のコラボ。
下流側は、桜が密集しているので歩きながら見る分にはよいのですが、道幅がせまいのでレジャーシートを敷いて食事や飲み会をするのには適していません。
2人がけの木のベンチはいくつかありますが、大勢でお花見をするとなると難しいでしょう。

上流側の様子。道幅が広い。
上流側は基本的に道幅が広く、広場のようなゾーンもいくつかありますので、レジャーシートを敷いてお花見をするなら上流側の方がおすすめです。
ただ、上流側は下流側と比べると桜は広範囲にポツポツと植えてある感じなので、一面の桜のなかでお花見とはいかないかもしれません。

上流側の広場から。
お花見中に行けるトイレは上流側に一か所

すべり台の後ろにある茶色いボックスがトイレ。
ちなみにトイレは上流側に入ってすぐのところに一か所だけありました。

トイレ。
上流側はしだれ桜がたくさん

撮影時はまだ咲いてませんでした。
淀水路では、早咲きの河津桜だけでなく、降り注ぐようなかたちで花をつける「しだれ桜」もたくさん見られました。
上流側はどちらかというとしだれ桜がメインなのかもしれません。春直前にも春になってもお花見が楽しめるのは嬉しいところですね。

上流側の終点の公園。
水路の近くには入れない

水路へつづく通路はどこも閉まっていました。
水路のすぐ横には歩けそうなスペースがあるのですが、上流・下流通して歩いてみたところ、どこも閉まっていました。
淀水路へのアクセス
淀駅のロータリー側に出てすぐのところにスーパーのフレスコがありますので、買い出しをするならそちらがおすすめです。お酒やお惣菜も売っていますよ。
見ごろと思ったらあっという間に散ってしまう桜。短い期間だけ楽しめる桜を見に、ちょっと足をのばしてみてはいかがでしょうか。